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「感情がいろいろ出るというのは人間らしくていいと思うの、あたし」
エヘッ☆と笑う裟柄。
あー、もう
俺こいつに本当振り回されてる。
でもまた
裟柄が笑えてよかった。
この笑顔が見れてよかった。
やっぱカワイイ。
誰よりも誰よりも。
「…まぁ、そーやって明るい所が裟柄のいい所だと思うよ?」
俺がそういったら、
裟柄はまた笑ってくれた。
「……よし、今日はもぉ帰るべ。なんか食いに行こ」
「奢り?依織やっさしい~~(笑)」
「ちょっとなら奢ってやる。何がいい?」
確か財布にはまだ
二~三千円入ってたハズ。
「アイスー!サーティ○ンレギュラートリプルワッフルコーン!!」
カタカナだよ。
全っ部カタカナだよ。
君は某だらけたクマと一緒にいるトリさんかい?(笑)
しかも……
「高ぇよ!アイスさっき食ったろーよ!」
「だって暑い……」
腹壊してもしらねぇぞ…
とりあえず
学校から飛び出した。
ひっそりと校舎裏から駐輪場に向かって走り出す。
今は6限。
すんなりと学校を後にできちゃいました。
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