ダークお姫様。

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チリーン…… 「鈴………?」 ふと、ケータイについてた水色の鈴のストラップが目についた。 …なんか みたことある…。 「……ぁ」 裟柄…… ピンクのこれ、 持ってた………。 「あ、これ…;ごめん、すぐ「かわいい~!」 ケータイから鈴を外そうとした遥。 「ねぇ~、理亜これほしいなぁ…ダメ?」 「え?でも……」 「お願~い♪」 おねだりしたら 遥はすぐに外して理亜に鈴くれた。 ……裟柄のことなんて 忘れて?遥… (なんだろう…だんだん…) 裟柄が、憎い。 なんで裟柄が 遥と付き合ってたんだろう。 身の程知らず。 裟柄より 理亜のほうが可愛いって… 周りだってゆってる。 だから 自分のほうがお似合いだって、思ってたら… だんだん遥好きになった…… 「さっそくデートなんてやるね~、蓮見さん。 人様の男盗っちゃったのにねぇ… 裟柄に見せつけたいのかな?(笑)」 ざぁ~んねん… ここに裟柄はいないよ~」 「……っ?!」 「仕方ねって、理亜ちゃんはヤリマンさんなんだからぁ 頭ん中はアレなことでいっぱぁ~いw 神経ないもんね~?ねっ?(笑)」 いきなり声を掛けてきたのは同じクラスのカップル。 柴崎澪花(しばさき れいか) 香月秋良(こうづき あきら)の二人組だった。 何コイツら… マジムカつく…… 澪花と秋良は服装違反の常習犯。 変わった恰好で、いつもクラスから浮いてた。 そういえばコイツら… 裟柄と依織とだけは仲良かったっけ……
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