反抗的キスマーク【5話】後編

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「でも、離れたくない。誰にも渡したくない。ずっとここに、閉じ込めておきたい」 いつも、自分勝手。 なにそれ……。 嬉しさよりも苛立(いらど)ちが上回ってしまい、ゴロンと体の向きを変えて、わたしは雪音を組み()く。 「いい加減にしてよ! 大体、お互い好きってなに? 勘違いしないで。わたしはずっと、あんたなんて嫌いだって言ってるでしょ」 ポカンと呆気(あっけ)にとられている顔が、わたしを見上げる。 「一生嫌い! だから、一生なにも始まらないの。始まらないなら、終わりもない! わたしとあんたは、ずっと何も変わらない!」 雪音の目がふにゃっと細くなって、情けなく笑った。 「そっかぁ」 「ひゃあっ!?」 下から手が伸びてきて、体勢をくずして、わたしは再び雪音の腕の中に。

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