熱視線

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どんな風に囁くの? どんな風に愛しい人に触れるの? 僕は筆を置き、ベルトを緩めズボンに手を入れる。 彼を思うだけで、そこは熱くなる。 「……ぅ……」 指を先端に絡めながら、茎の部分をゆっくりと上下に擦った。 彼の指じゃない。 僕の指なのに、触れてしまえばもう止められない。 欲しかった。 彼が欲しい。 それだけだった。
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