熱視線

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それを見て、急に僕は後悔と罪悪感に苛まれる。 しなきゃ良かったといつも思う。 ティッシュを取って、汚した手と床と僕の一物を拭う。 ……また、やってしまった。 夕べやって、後悔したばかりなのに。 どうして僕は、こんなにも淫乱になっちゃったんだろう。 毎日彼をネタに自分を慰め、彼の夢を見て、下着を汚し後悔と罪悪感だけを募らせる。 僕はそのまま体を丸めた。 人が美術室に来たことにも気付かずに。
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