第八章 扉の鍵

13/30
前へ
/443ページ
次へ
 ならば、男児に継がせるも、致し方ないとしたが、いざ、静が大きくなってみれば、本人は「家など継ぎたくない」の一点張りでどうしようもない。  挙げ句、黙って家を飛び出したかと思うと、数年後にはノッソリと帰宅。 その時には、勝手に警察となっており、いつの間にか結婚もしていたものだから、誰もが口を閉じられないほど呆れていたらしい。
/443ページ

最初のコメントを投稿しよう!

321人が本棚に入れています
本棚に追加