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どれほど年月を重ねても伝えられなかった想いを寄せた人。その話を妻にしなければならない――
早川素子
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一人勝ち
なかった遺書
おもいやり
桜の下に最後の墓を
鏡に私はナニヲ見ル
満たされて、溺れて
赤ワインの祝福
幾年重ねても
タイヤ組
ありがとうをくれた冬
雨宿りの物語を。
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