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夏美と麗はクラスメイトだ。友達と言えば友達だが、サキはあえて友達と言う言葉は使わない。
自分はまわりの同級生よりLevelが高い。だからしかたがない。話が出来ないのではない。
いや、実は本当の自分を認めてしまうのを恐れたのだ。
サキにとって、2年4組の教室は退屈な場所だった。サキの存在はクラスで限りなく透明に近い存在で、班ぎめやリレーの順番は忘れられているため最後だ。
ただ何となく、夏美や麗は席が近くなった事があるからよく話かけてくる。
クラスの男子もサキにはあまり話かけないし、サキも話はしない、、、ようにしていた。
目立った事と言えば、夏美に誘われて、1学期間だけクラスの副委員長をやった事位で、委員長の夏美の横でただ立っているという限りなく退屈な仕事だった。
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