“出会い”

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今日も人々はまた楽しい1日を向えるのだ。私は病室で1人寂しく1日を向えるのだった。 =今日はクラスに転入生が来る。名前は赤坂純。 「えっと赤坂純くんだ。皆ヨロシクたのむぞ、よし赤坂お前は1番後の席だ!」 …あ゛~だりィ めんどくせぇ…しかも一時間目ってあの新人の数学教師じゃん… 「私、山田翠。よろしくね」 俺の隣の女子が話し掛けてきた。 「うん」 ガラ。数学教師だ。 はぁ…つまんねェ1日が始まったよ…… 数学教師は端の席の大野あやを呼んだ。しかし大野はいない。またドジしてるよ…馬鹿じゃねぇの…… それから数か月。大野はいっこうに現れない。俺は隣の席の山田に聞いた。 「あのさ、何であいつこないの?…えっと大野って奴」 「あやは入院してるの。別に障害とかじゃないんだけど…」 俺は聞きたかった。とにかくそいつに関する事を全部。 「なんの病気なんだよ!」 「私から言えない!あやに直接聞いて!病院は教えるカラ…」 何故か山田の目は潤んでいた。 俺は病院に行って病室に入っていった。 1人部屋だった。そして窓カラ差込む夕日の光が美しかった。 「大野?」 恐る恐る呼び掛ける。すると大野は起きて大きな目でこちらを見た。 「だれ…?」 「俺、転入生の赤坂純。山田カラ聞いたんだ…俺なんかお前の事少し知りたくてそれできちった…」 大野は泣き出した。 「ありがと…」 俺は小さな鳥のような大野を抱き締めたかった。 「なに泣いてんの?」 「だって…今まで心配してくれた人は翠と赤坂くんだけだったカラ…」 少し 泣きが治まると俺は病気の事を問い掛けた。 どうやら大野の病気は治らなくて死にいたる病気らしい…。 俺はそれを聞いてカラ帰った。 すると大野が俺を呼んだ。 「あの!私が病気って知って嫌いになった…?」 俺は笑顔で笑った。 「なわけないじゃん!明日もまた来るよバイバイ!」 俺は病院を出ると大野の事ばかり考えていた。 やべぇ…俺一目惚れした……………
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