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「おおおはようございます相田さん。」
今宏明が挨拶をした彼女こそ宏明が告白を決心した人。
相田 加奈子だ。
「どうぞお茶です。」
「あっああありがとうございます。」
宏明は嬉しそうに湯飲みを取った。
「あっきっ昨日はレストランの件、承諾してくれてありがとうございます。」 「いえ。こちらこそありがとうございます。明日楽しみにしてますね。」
ニコッと微笑み、彼女はその場から去った。
「相田さん・・・。」
ますます相田を好きになる宏明。
翌日。
宏明は朝早く起きた。
「きょ今日告白をするんだ・・・」
緊張のために高鳴る心臓を押さえながら、宏明は1回深呼吸をしたあと、そっと聖夜の仮面をつけた。
「ウワッ・・・」
仮面はすうっと宏明の顔に吸収される様に消えた。 「なっなっ・・・」
いきなりの事に驚きを隠せない宏明。
「こっこれでいいんだよね・・・うん。」
宏明は仮面をつけた事で自分の体から自信がみなぎっている感じになった。
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