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23時50分
「きょ今日はありがとうございました。」
「何がですか?」
「いっいえ食事を一緒にしてくれて。嬉しかったです。」
緊張しながら宏明が喋る。
「私もです。今日は本当にありがとうございます。あそこのレストランとても美味しかったです。」
加奈子が嬉しそうに話す。
「ととりあえず座りましょうか。」
「はい。」
2人は近くにあったベンチに座った。
『ドキッドキッドキッ』 心臓が高鳴る。
宏明は時計をチラッと見て時刻を確認した。
(あと8分・・・仮面の効力が消えるまで・・・)
「あっあの、空綺麗ですね。」
宏明は空をそっと見上げた。
星々がキラキラと輝いている。
「本当・・・綺麗・・・。クリスマスイブにピッタリですね。」
加奈子がニッコリと微笑みながら言う。
「僕、星大好きなんです。」
「そうなんですか。私も大好きなんです。」
「そっそうですか。嬉しいです。」
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