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「聞いたよ~なんか『呪い屋』ってとこ行ってたんだって?」
「まぁね。あそこの双子の主に世話になったからそれ相応のモノ(仮面)を渡してたんだ。」
「世話?珍しい、華音が世話になるなんて。あと双子の主って言うのも気になるなぁ。」
そう言うとミカエルは椅子に座った。
それを見て華音は4人分の紅茶と茶菓子をテーブルに出した。
「まぁ会話は飲みながら話すのもいいよ。楓、ルンもいつまでも床の上に立ってないでこっちおいで。」
「は~い。」
「わかった♪」
楓とルンは華音の腕をつたい、肩に乗った。
そんな時、ルンが華音が持っているあるモノに気が付いた。
「華音、なにそれ?」
ルンが気付いたのは鳥かごに入った白い仮面。
鳥かごにはゴツイ南京錠がついていて、しっかりと閉められていた。
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