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「そう言えば。華音、この仮面は?」
ミカエルが華音に尋ねる。
「あぁこれかい?これは『呪いの仮面』って言ってね、さっき行っていた『呪い屋』の双子の主から頼まれたモノなんだ。」
「の、呪いの仮面・・・」
ミカエルは後退った。
「大丈夫なの?そんな仮面持っていて?」
ルンが心配する。
華音なニコッと笑いながら喋った。
「大丈夫だよ。つけさえしなければ呪いなんてかからないし。鳥かごに入れてるのは、このこは動き回るからね。」
そう言うと華音はテーブルの上に鳥かごを置いた。
「えっ!こいつ動くのかよ!」
「あぁ。なんたって特別製らしいからね。意音と玲音はそれに手をやいて、僕に預かってほしいと頼んできたんだ。」
「意音と玲音?」
「呪い屋の双子の主の名前よ。意音は姉、玲音は弟なの。2人とも性格が全く違うから会うと面白いわ。」
ルンがミカエルに説明する。
「へぇ会ってみたいな。」
「止めた方がいいよ。あの2人、お客様が来ていてもイチャイチャしてるから。」
『コクッ』
っと一口紅茶を飲む華音。
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