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「こ、こここれは・・・」 「これは『聖夜の仮面』と言い、これをつけると何でも願いが1つだけ叶えられる事が出来ます。」
「何でも・・・」
「はい。ただし、つけるのは12月24日。つまり、クリスマスイブです。イブの朝にこれをつけてください。そうすれば叶えてほしい瞬間に叶います。ただし、期間はその日、1日のみです。25日つまり、クリスマスになると効果は無くなります。」
華音の説明に宏明は少し黙りこんだあと、ゆっくりと頷いた。
「わっ分かりました。」 「はい。ではご契約成立ありがとうございます。」 そう言うと華音は深く礼をしたあと、仮面を宏明に渡した。
「はっはははい。」
宏明は仮面を受け取ると、ギュッと握りしめた。
「そっそれじゃあっありがとうございます。」
宏明は嬉しそうに店を出ていった。
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