聖夜の仮面

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「華音、いいの?条件言わなかったけど。」 「そう言えば!」 楓とルンが華音に問う。 華音はフフッと笑い、嬉しそうに言った。 「条件を言っても、お客様にとっては無いに近い条件だったからね。あえて言わなかったんだ。」 「「無いに近い条件?」」 声を揃え1人と1匹が言う。 「そっ。さてと、仮面の整理をちゃっちゃっと終わらせよう。明後日はクリスマスイブなんだから。」 「はぁい。」 「でもその条件って一体何なのかしら?」 ルンの言葉に華音はまたフフッと笑った。 「時期に分かるよ。」 「う・・・うん。」 宏明がゆっくりと起き上がった。 「もう朝かぁ~。」 あくびをし、宏明がベッドから出ようとした時、 「コツン」 何かが手に当たった。 「何だろう?」 宏明はそっと布団をめくった。 すると金ふちの仮面が出てきた。 「あっこの仮面!!!」 宏明は驚きを隠せなかった。
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