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緊張する日の過ごし方
とある女性職員と利用者様の確執により、強行的に行われた施設の再編成。
その方が配転するなり転職するなりしたらいい。と、他人事でいたら、施設全体を巻き込み大規模な移動や居住棟の引っ越しがおこなわれてしまった。
一人のためにそこまでするか? と、思ったら新卒の逃げ場つくりと離職率低下に向けたもので嫌なら配転できますよ。アピールであり、根本が解決されておらずため息。
わたしは、その編成に巻き込まれ、件の女性職員を引き受ける形で配転。……勘弁してくれ。
実のところ、わたしは環境の変化に弱い。
学生の頃は、入学後に1週間高熱で休み、社会人としてはじめて入社した空港の警備会社では心を病んだ。その後転職を経て今に至る。が、今の職場でも寝込むことはあり、先日罹患したコロナウイルス感染症に関していえば、咳が1ヶ月近く残っている。
みためはふくよかで健康的だが、からだそのものは、虚弱。それがわたしである。
そこに極度の人見知りと男性不得手が加わってくるのだから、無愛想でぶっきらぼう。な、わたしができあがってしまうのだ。
人に好かれる性格ではないため、新しい環境は苦手である。8年かけて培った安心を、ぶち壊した女性職員には恨みしかない。が、言っていても仕方がないのでなんとかしなければならない。
明日に向けて緊張がぬけない。
と、なれば、緊張をほぐすとっておきのご褒美を。
バンホーテンのピュアココアに、シナモンスティック。ほんの少しの生姜。
贅沢だが、鍋で作るのがわたし流。
2〜3杯分の分量より少し多めに牛乳とココアパウダーを入れた小鍋。すりおろした生姜にシナモンパウダーを足してくつくつとあたためていく。
焦げ付かせないように、ゆっくり混ぜていく。BGMは深海の音。こぽこぽと、水の音を聞きながら、ブルーライトルームで目を覚ましたわたしを想像する。
マグカップにお湯を入れ、温めたら茶こしをセット。鍋からマグカップにうつすさいは、茶こしで生姜を取り除くのがわたしのココア。
あとは、シナモンスティックがあれば、さして、くるくる混ぜながら飲むのもいい。
そうして、飲みながら好きな本やクイズ誌に触れているうちに緊張して吐きそうな心が、安らいでいくのだ。
明日はいい日だと笑って帰れますように。
2025.4.1

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