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今考えて見るとあの状況の中で弟がグレなかったのが唯一の救いだった
じいさんとばあさんは年金生活でほそぼそと弟と生活をしていた
俺はそのころ矢沢永吉の影響を受けて成り上がる事を考えていた
そして14才のころ原宿で踊っていてスカウトされた事がきっかけに成り一人東京行きを決めていた
絶対金持ちに成ってやるそんな事を胸に抱いて16才東bノ向かっていた
もう一人東京でがんばっている新田と言う友達を頼って
そこに住ましてもらう事に成っていた
そいつはまじめな男で毎日浦安から銀座まで原付バイクで通っていた
俺もがんばらなくっちゃ
まずはバイト探しをはじめた
中学時代からコックをしていた俺は近くで一番金がよくて飯付きの仕事を探していた
3日位で仕事は見つかった
時給1000円深夜レストランの厨房コック見習いの仕事と言う事なので
年を偽り面接に出かけた
午前0:00店に行って見ると
そこは今まで見た事もない世界が広がっていた
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