ー田貫小夜sideー

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こんな人のお家に、こんな時間に…私がいるなんて絶対おかしいのに。 この後どうするの?しばらくしたら帰るの?それとも二人きりの部屋で朝まで?……朝まで何して…、っ、 ……なんて、大雅くんはテレビを見ながら、何気ない顔でビールを飲んでいるっていうのに、私ばっかりテンパってて恥ずかしい。 大雅くんが家に誘ったのにはきっと、そんなに深い意味はないんだ。 私の頭の中の邪な考えなんてなくて、彼の中では女の子を家に呼ぶなんて当たり前のことで……きっと、慣れてるんだよ! 私と違って、慣れてる、慣れてるんだよね…きっと。 自分の緊張をほぐすために言い聞かせていたというのに、非常に勝手な私の胸には何故か靄がかかり始め…。 嫌だな、大雅くんが他の子にも私と同じように「好き」とか「可愛いね」とか言ってるの想像するの。 喜屋戸さんが言っていたみたいに…私が彼を好きになってしまったら、その瞬間満足して大雅くんはまた他の獲物を探しに行っちゃう? …そんなの、私、耐えられないよ。 多分、この気持ちを認めてしまったら…私は君が欲しくなる。 他の誰にも渡したくない、って生意気に、身の程知らずに君を求めてしまう。 「……さ、小夜ちゃん…俺の顔に何かついてる?」 「……え?」 「いや、さっきからすごい見てくるから…」 「あっ、ごめんなさい…!」 考え事をしていたらつい見過ぎてしまったようで。 パッと目を逸らして顔を赤く染めると、「いや、…いいんだけどね?」と歯切れの悪い声が返ってきて、…それから。 「…はっあああ、どうしよう、緊張しちゃう。」 「…ぇ、?」 「田貫さんが…うちにいる………やばすぎ。夢見たい、嬉しい…」 「…っ」

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