空の青の深さを知る

兄さんの世界の中心は僕だった

浅果好宗

青春 完結
8分 (4,484文字)

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あらすじ

あの日見た空の青は怖ろしく深かった。 あれから何十年も一緒に過ごして、兄さんは死が目前と迫っていた。 互いに笑い合って生きた兄弟は別れを前に何を思うのか。

感想・レビュー 1

心を捕らえる物事は全て呪いなのかも知れない。

死の瀬戸際で見た色彩と、心に生まれた感情が大切だった人を少しおかしな方へと歪めてしまったのは確かに呪いだと思わされました。 大切さが重石となり、家族の中に歪な関係を生んでしまった事をあからさまに嫌が
ネタバレあり
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