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(何故、こんなことを思い出したりしたのだろう。)
ふと気が付くと、いつの間にかだいぶ時間が経っていたようで、克樹の下りる駅の名前がアナウンスで流れていた。
克樹は、慌てて周りの身支度を整えて、荷物を持ち座席を立った。
デッキの方向には同じように降りる準備をした人達が並んでいた。
新幹線がゆっくりと停車し、駅へ降り立つと懐かしいホームから見慣れた街の景色が広がっていた。
天気も良く青い空がとても綺麗だ。
「んーっ。」
克樹は背伸びをして駅の改札口へと向かった。
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