ホスト

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ホスト そこは石岡にはある筈のない世界ホストクラブだった 奇麗な男がスーツを着て女を接待するそんな所だった 中には汚い顔の男も居たけどNO1の沖○さんはほんとに奇麗な人だった 「こんな所でやって行けるかな」心配だったけどいろいろな所で面接に落ちた俺は飯が食えれば もう何所でも良かった オープンカウンターの俺の職場の前には何時の間にか酔っ払いの女がたむろしていた そんな俺に目を付けた社長はお前ホールに出ないか? と持ち掛けていた時給は1500円+歩合と言うその頃は破格の金額だった 俺はすぐにOKした 次の日スーツに身をまとって髪を整えて来たおれにお客の女達はびっくりしていた 2.3ヶ月も過ぎた頃には同級生の新○の家を引っ越していた 石岡から出て来た時にもっていたのは原付のバイクと2.3万の金だったのが その頃はマンションに住みタンスに入りきれないスーツと高級時計にネックレス 毎日サウナにタクシーで通うN01クラス17才の俺がいた もちろんほとんどがお客さんからのプレゼントだった 始めの内はこんな物もらったらヤバイなんて思っていたけど 物をプレゼントすることで喜びを感じる人もいるんだなと思い始め そのひとを楽しませてあげ様と俺も俺なりにがんばっていた そんな生活がしばらくの間続いた 俺は何で東京に出て来たのかを忘れ掛けていた頃 はじめて来たお客さんでさっちゃんと言う女の人が俺を指名して来た そのお客さんは某会社の社長の一人娘で28才箱入り娘でバージンだと言う ここの所見たことも無いタイプのお客さんだったしかもめちゃくちゃ可愛かったもとモデルの仕事をしてたらしい 他のお客さんは大体がソープ嬢 か水商売の人ばっかりだったので少し緊張してしまった なんで普通の人に緊張するのか? そんな俺を気に入ってくれたらしくほとんど毎日店に来る様に成っていた 他のお客さんには結構焼きもちを焼かれていた 17才の俺は精力もかなりあったので お客さんのほとんどと肉体関係があったからだ
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