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第一次世界大戦中のこと。1915年8月、トルコのサル・ベイ村へ進軍中のイギリス陸軍ノーフォーク連隊341名が、近くで作戦行動をとっていたニュージーランド兵22名の前で突如消え失せてしまったのである。周辺に遺留物は一切無く、ニュージーランド兵の証言によると、「雲の中へ行進していき、雲とともに消えてしまった」とのことである。もちろん目的地のサル・ベイ村に341名が到着することはなかった。
また、1939年10月、第二次世界大戦中の南京郊外では、野営していた中国兵3000人が数時間のうちに一人残らず消えてしまったという。
この2件はともに戦時中の出来事であるため、敵の奇襲による全滅という可能性も考えられたが、戦闘の痕跡や一体の死体も見つからなかったことがそれを否定し、事件の奇怪さを増しているのだ。
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