気になるモノ

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「…さて、朝ごはんの用意もしたし、そろそろ藤次さん起こそうかなぁ〜」  ーー麗かな春の休日。  新婚ほやほやの棗家の食卓には、新妻絢音が腕によりをかけた朝食が並べられていた。  時計の針は9:30。  頃合いだろうと頷き、絢音は2階の寝室で寝ている夫の藤次を起こしに行く。 「藤次さん、朝ごはんできたわよー」  ドアを開けて声を掛けるが、目覚める気配がないので近づいてみると… 「あ…」  不意に目に留まったのは、布団越しでも分かる、反り返った夫の…。 「こ、これが俗に言う…って…やつ?」  正直、そり立ったソレをまじまじと見るのはこれが初めてで、ドキドキしながら、絢音はジーッと、そのナニを見つめる。 「ひょっとしてもしかして…やっぱり藤次さんのって…大っきい?」  比較対象が父親と安藤浩一しかいないので自信は持てないが、立派に勃っている藤次のを見ながら、絢音はスマホをポケットから出して、『ペニス、長さ、平均』と検索窓に打ち込みタップする。 「日本人のペニスの平均的な長さは、勃起時で約12.7cm~13cm程度とされていますが、個人差が大きいことも考慮すべきです。…か。」  出てきた結果を見て、改めてを見てみると、どう見てもそれより大きそうなソレに、絢音は藤次がぐっすり寝ているのを確認すると、徐に引き出しから裁縫箱を取り出すとメジャーを手にして、恐る恐るそり立った夫のに沿わせる。 「ふ、布団越しだから正確じゃないけど…じゅ、じゅう…なな…か。」  メジャーの示した17センチと言う数字を見て、絢音はゴクリと息を飲み込む。 「こ、これが…わ、私の中に……へ、へえー…」  下腹部を見つめながら、徐に…今度は『膣、長さ、平均』と検索すると、7センチから10センチと言う結果が出て、ますます絢音は赤くなる。 「じ、10センチの空間に、17センチのモノが挿入(はい)っちゃうんだ……へ、へー……」  ドキドキしながら、絢音は何を思ったか藤次の勃起したの直径を測る。 「ご、5.4センチ…」  そして検索窓に『巨根、サイズ』と入力してゆっくりタップした時だった。 「…ん、んん?!な、何しとんや絢音!?」 「あ…」  メジャーとスマホの画面を見て真っ赤になっている妻に瞬きながら、藤次は彼女が後ろに隠したそれを取り上げ中身を見つめて赤面する。 「お、おまえまさか…ワシのは、測って…」 「あ、や、あの、その…なんて言うかそう!こ、好奇心?!ホラッ!男の人が女もオナニーするのか?みたいな?!」 「………好奇心、なあ〜……」 「と、藤次…さん?」  呆れ顔ながら、何やらニヤニヤと笑う夫に戸惑っていると、いきなり腕を掴まれ布団の中に引き込まれ、仰向けに組み敷かれたので、絢音は瞬く。 「えっ、ええっ?!??!」  訳がわからず目を白黒させる妻の形の良い左耳に、藤次はそっと囁きかける。 「ほんなら、お前のそのエロい好奇心満たす為に、今からじーっくり、しよか?可愛い絢音♡」 「な、何っで!!」 「そやし、俺の長さは分かったやん?せやったら、これを奥の奥まで挿れて、絢音の(なか)は何センチか測れるやろ?」 「お、奥の奥までって…?」  真っ赤になっていく耳にそっとキスをして、藤次は更に声を低くして囁く。 「今までは、絢音の(なか)が壊れたらアカンかなぁて、遠慮してたんや。せやけど、俺も絢音の(なか)の深さ知りたいから…な?」 「あ…や、やだ。そんなの、私…んっ!!」  戸惑う唇をキスで塞ぎ、ショーツの上から僅かにシミのできた性器を撫でながら、藤次は不敵に微笑む。 「ほんなら、夫婦にしかできん秘密の身体測定、しよか?可愛い俺の…お姫(おひい)さん?」 「と、藤次さん…」  ーーそうしてこうして、手塩にかけた朝ごはんがすっかり冷めてしまうまで、藤次に身体の隅々まで、身体測定と言う濃密で甘ーいセックスをされて、気持ちよさそうに二度寝に突入していく夫の横で、痛む腰を撫でながら、下手な好奇心は身を滅ぼす事を思い知る絢音なのでした♡

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