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思わずため息をつく。
そしてまたアタシは力の抜けた人形のように後ろ手に倒れた。
嫌なことばかり頭を駆け巡る。
こっちに来てからずっとそうだ。
アタシは生まれたときから巫女として崇められ、両親とは離れ離れ。
あげくこんな『聖殿』なんていう大層なとこに連れてこられて毎日同じことの繰り返し…。
生きてる心地がしないと言うと少しずれるかもしれないが、ただ平然と毎日を過ごしている様は自分でもまるでただの死んだ操り人形のようだとさえ思える。
ゴーン!ゴーン!
壁の時計が壮大に6時を告げる。
また始まってしまったと感じた。長い長い一日が……。
order disturb 第一詩 予感
『うぅ~~( ̄ε ̄)』
付き人のローニャに手を引かれアタシは唸る。
『イクシア、気持ちは分かりますが、仕方がないでしょう…。』
優しく諭すようにローニャがアタシをなだめる。
アタシが一日の中で一番嫌いな行事が始まるのだ。
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