高岡美菜

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帰り道功は悠と帰っていた。 悠は過去の悲しい出来事で友達があまりいないが功にだけは、心を開いた。 「川田くんはどんな本を読みますか?」 悠が恥ずかしがりながら聞く。 「ごめん 本はあんまり読まないから」 と功が言う。 「そう・・・・・ですか」 寂しげな声で悠は言う。 「じゃあ また明日バイバイ」 「バイバイ・・・・・・・」 遠ざかる功の背中を見て悠は呟く。 「功くん私といても楽しくないのかな?」 目には少し温かい水が浮かんでいた。
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