神々の悪意

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  ある日の真夜中   突然私の屋敷に、学生服を着た男の子が訪ねて来て、こう言った。     「御命令を」     その一言で、私の脳に情報が流れ込み、全てを理解させた。   目の前の少年 私の下僕である[生神]の事。   私が神に選ばれ、[審神者]として能力を得た事。   そして、この不愉快で甘美なゲームのルールの事。     テレパシーの一種だろうか?   不思議な感覚だったが、疑心は一切沸かなかった。     「入りなさい」     それ以上、言葉を交わさずに   私は少年を、屋敷に招き入れた。  
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