夢の工場

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あきちゃんはこくんとうなずきます。 けれども、もう半分は夢の中。 タムタムももう眠る時間。 チャコは眠り始めたタムタムを乗せて工場へ走ります。 「まったく、布団もかけないで……」 あきちゃんのお母さんが部屋に入ります。 『ピーター・パン』の絵本を開いたままで、布団もかけないで眠っています。 何だか楽しそうな笑顔のあきちゃんに、お母さんも笑みをこぼしました。 「楽しい夢でも見てるのかしら」 それは小さな妖精と小さな女の子の、小さな約束と小さな出会いのお話し。 .
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