第六章(4)

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「どうだい? クラリッサ。今なら私の膝が空いているが?」  だがクラリッサはやんわりとそれを断った。 「アンドリューが待っておりますの。そちらはまたの機会に。それでは失礼します、王太子殿下」  優雅に一礼し、クラリッサは部屋から出ていった。 「私はふられてしまったようだ」  クラリッサの姿が扉の向こう側に消えると、ランドルフがおどけてそう言った。 「だが……ジェイもそのような顔ができるようになったのだな」 「ん?」 「幸せそうってことだ」  ランドルフの満足げな微笑みに、ジェイラスの頬がわずかに緩んだ。  シアはヘリオスの小さな手をしっかりと握りしめる。

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