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遺書がないことにやっと触れられるようになった妻の命日から五年のある日。そこから思わぬ迷路に迷い込む私――
早川素子
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目次 ・ 全1エピソード
8ページ
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take shelter
一人勝ち
なかった遺書
おもいやり
桜の下に最後の墓を
鏡に私はナニヲ見ル
満たされて、溺れて
赤ワインの祝福
幾年重ねても
タイヤ組
雨宿りの物語を。
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