休息と…

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───⋯ 「遅くなっちゃった、ごめんねー」 「あ、琥珀おかえり!」 「あれ…葉月先輩は?」 保管室近くのトイレで顔を洗って何とか元通りの状態で戻ってくると、病室内には瑠璃と東雲しかいなかった。生徒会の仕事があって戻って行ったそうだ。おつかれ山です…!! 「みてみてっどっちが勝ちそう!?」 「僕だよねっ?」 来客用のテーブルセットでカードゲームをしている2人がきらきらとした瞳で見上げてくる。なにこれかわいい~~~~癒される…! はあ、さっきの事は早く忘れよう。 「んーどっちも同じくらいかなあ」 「「え〜!」」 二人がやっているのはポーカーだ。手札は2人ともツーペアで、どちらかといえば瑠璃のほうが数字が高い。 「むむむ〜⋯じゃあこのまま!」 「ううん…どうしよ…僕は1枚変える!」 東雲が、ぱっと1枚出して1枚引く。 ちらりと見てみると、フルハウスだった。 「「せーの」」 「やったあ!」 「ああ〜!」 きゃっと嬉しそうな声を上げる東雲と、残念そうに眉を下げる瑠璃。でも喧嘩にはならず、またすぐ楽しそうに話し出す。 「ねえねえ琥珀もやろう!」 「ぼく混ぜるね!」 ふわふわと可愛い二人に混じってトランプで様々なゲームをする。ああ、落ち着く。 学校に戻るのも楽しみだけど、こうやってゆっくり遊ぶのも楽しいなぁ。 ───⋯ さて、今日は退院日である。 寮に戻って、明日から学校に通えるらしい。 あー、羽澄おかあさん心配してるかなあ。 クラスメイトたちには、担任である河野先生から戻るって話はしてくれてるらしいけど、みんなにあんまり怒られないといいな。…あんまり悲しませてないといいな。 ああその前に、東雲に挨拶行かなくちゃ。 …泣き出しそう、平気かな。 「琥珀、今日で終わりなの…?」 「うん…」 「そっか…、ねえ、また学園で会おうね」 「!うん、絶対。いっぱい話しかけるよ」 「ふふっぼくも!楽しみだなあ」 寂しそうに笑う東雲とぎゅうっとハグをしてからお別れする。少しの間会えないけど、たくさんメールするからね。 病院生活なんて退屈で仕方ないだろうと思ってたのに、東雲やお見舞いに来てくれたみんなのおかげで毎日楽しく過ごせた。 まあ、こんな大怪我2度としないことに越したことはないんだけど。 二学期も楽しみになってきたな、どうか東雲が元気になりますように。

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