―満月の夜―

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桜は急に体が動かなくなった… 『息苦しい…』 『なんで…動かないの?』 そんな事を考えているうちに 桜の後ろに何者かが近づいていた 『ぅッッ…臭い…生臭い』 そして桜の首筋を大きなゴツゴツした手が撫でている その手が首筋から離れた瞬間――… ―ガブッッ― 桜「キャアッッ―――…!」 首に噛み付かれている… それから血を吸う… 『痛い…痛い…痛い…』 桜「―…―ッ―ゥ―!!!!」 『早く逃げたい…でも―動かない!!』 「チュ―――――…」 フラッッと倒れそうになった… だが、倒れかけた桜の体をしっかりとゴツゴツした手が掴んでいる 『このままだと…私…死んじゃうよ…私…私…』
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