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本棚に追加act.1 第一の男
──此処はとあるホテルのとある一室
「信じらんない……馬鹿にするのもいい加減にしなさいよね!」
「……」
「本当に顔だけ男ね、最低!」
「……」
「この×××男!」
「……」
呆ける男に一方的に罵声を浴びせた女性はそのまま部屋を出て行った。
(えーっと……一体何が?)
よく解からないままラブホテルに連れ込まれ、よく解からないままに殴られて罵倒されてよく解からないうちにひとりにされた。
「あー……痛い」
(俺ってなんだかんだと女の子にパーで殴られてるよなぁ……)
鏡で自分の顔を見てみる。頬には面白いように手形がくっきりついていた。ベッドに腰掛けてハァとため息をついた。

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