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「…私…笠間さんのこと好きなんです───…
……だから…ッ…撮られても平気です…」
「────…」
均整の取れた体格に、日に焼けた肌。
出会った頃から変わらない短い髪。
優しい細い目。すっと通った鼻筋。
笑うとくしゃくしゃになる顔───
人に誠実で優しくて───でもちゃんと自分の意見を持ってるところも…陸上競技に直向きに取り組んでいる所も───もう全部が好き。
笠間さんが私の事を好きになってくれるなら───私もう───何も望まない───
「───…本心で言ってる…?
───…演技じゃ…無くて…?」
「演技なんかじゃないです…!
……ニュース番組で共演してから今まで…ずっと好きだったんです…!
…私───ッ…本気です…!!!」
予想以上に大きい声が出た自分に、驚く。
「───そっ…か…
……ドッキリでも…無いんだよね…」
辺りを見回してから、困ったように口元に手を当てた笠間さん。…そんな仕草さえ格好良いと思ってしまう。
───やっぱり困らせちゃうよね…
そうだよね…自分より10歳も歳下の…
…まだ20歳にもならない…何も知らない小娘にこんなこと言われたら───

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