9636人が本棚に入れています
本棚に追加
意地悪くにやにやと笑って
こっちをみている奈美。
『…なっ……!!
そんなんじゃ……ないけど。』
――そう。
あたしには好きな人がいる。
あたしが所属しているバレー部の
先輩。
「一途ね~亜紀は。
一年の時からずっとでしょ?」
『うん……まぁ…ね。』
そのときに
学校の始まりを告げる
鐘が鳴った。
「あっ…教室行かなきゃ!!
じゃあね、亜紀!!」
『うん!!』
あたしも教室へと
歩き出す。
(双子…かぁ……。)
最初のコメントを投稿しよう!