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―――――――……
始業式も終わり……
解散の時刻。
あたしは鞄を手にとり、
教室を出ていこうとする。
そのとき。
――バンッ!!
『――!?』
勢いよく目の前のドアが
閉められる。
『ちょっと待った!!
帰るの待った!!』
何かと思うと――
噂の双子が教壇の上に
立っていた。
『えーと……
ここで一つ連絡なんだけど。』
双子の一人、
橘隼人が話し始める。
『この一年、このC組は仲間だろ?
……ってことで、今日の晩
橘家でパーティーを開くんだ!』
(パ……パーティー…?)
教室内が一段と
ざわざわとざわめきだす。
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