2話🍀始まり🍀

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  『ていうか……よかった。まだそれらしくワンピース着て来て。   これでいつもみたいにジーパンで 来てたら赤っ恥!!』     あたしは思わずそう口に 出してしまった。     そのとき……     『……ぷっ……』     『……?』     背後から笑い声が聞こえて 振り向くと――     『橘優斗……!』     『あれ。名前覚えててくれた?』     『……嫌でも頭にインプットされてますから……』     あたしは苦笑いで そう答えた。     『……そ? それは光栄。 俺ってそんな有名なんだなー』     『………』     (……イヤミをかわされた。   そしてイヤミで返された……)
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