2話🍀始まり🍀

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  「来るの遅かったね! 待ってたんだから!!」     そう言いながら、 鈴華はあたしから離れた。     『そうかな?ごめーん!   そういえば鈴華、あたしが乗った 車に乗ってなかったよね?』     「うん!! 亜紀のより、一本早い車で 来たんだよ。」     『あ…そうなんだ。』     「とにかく亜紀、座ろ?」     あたしは鈴華が取っておいて くれた席に座る。     すでにあたしの分の食事も 取っておいてくれていた。     (そういえば……   鈴華がいなかったら、 あたし今頃一人だったかも……?)     あたしは鈴華の方を見る。     「――ん?なに?」     にこっと微笑む鈴華。     『……ふふ。 なんでもない! 席、取っておいてくれて ありがと!』     「どういたしまして。   じゃあ……食べよ?」     『うん!』  
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