2話🍀始まり🍀

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  「えぇ!? 亜紀付き合ったことあるの!?」     鈴華が驚いた表情であたしを 見て、身を乗り出した。     『なんでそんな驚くのよ!』     「あは……ごめん。」     鈴華は照れ臭そうに頭をかいた。     「でっ?でっ? 今はいないってことは…… 別れちゃったの?」     『……うん。   ずっとあたしの片想いだったんだけどね、卒業前に告れ!! ……って友達に言われて。』     「うんうんっ!」     鈴華は目をキラキラ させている。     『……で、告ったら―― まさかのOKで。』     うゎぁ~…と手を合わせる鈴華。     あたしはチューッと ジュースのストローを吸う。     『でも、高校入ってバラバラに なって……自然消滅しちゃった。   ――ありきたりでしょ?』     そう言った瞬間、 鈴華は悲しそうな顔をした。     『そんな顔しないのっ! あたしはもう、 いい思い出なってるし♪♪』     「…そっか……」     『じゃああたし、 飲み物入れてくる!   その後、鈴華の恋バナ聞かせてもらうからねっ。』     あたしは空になったグラスを 手に取る。     「……うん! いってらっしゃ~い☆」
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