一話✨悪魔な双子✨

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  『は……隼人……。』     あたしの手首を掴んでいたのは…     悪魔その① 橘隼人。     そして―― 捕まりたくなかった人物。     『お前、忘れた? 今日は、水曜……だぜ?』     そう意地悪そうに フフンと笑う隼人。     『――そうだけど!! あたしは今日、部活が――!!』     「亜紀~……」     遠くの方から こっそりとこっちを見ている人。     あたしの部活仲間だ。     『そういうことだからっ……』     思いっきり腕を振りほどこうと したけれど――     『……う。』     無駄な努力に終わる。
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