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だから隼人も……
あたしのそばにいてね?
『――…おい、亜紀!
何ぼーっとしてんだよ!』
『えっ……?
あっ……ごめん。』
『ったく……
ほら、帰るぜ!!』
隼人はそう言って
あたしの手を握る。
繋がれた手を見て――
あたしはぎゅっと握り返した。
『……隼人?』
『――あ?』
『――大好き!!』
『…ぶっ……!!
どうしたんだよいきなり……。
気持ちわりっ』
隼人は口つけていたジュースを
吹き出した。
中身はきっと……
オレンジジュース。
『あははっ!
隼人顔赤いー!』
『うるせぇ!
誰でも
そんないきなり言われたら
ビビるだろ!!』
『……ふふ☆』
『ふふじゃねぇよ……』
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