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『こっわ~。
俺にそんな顔向けていいのかよ?
てか、あんたその顔で外出たら、
一気に不審者に思われる――…』
そう調子良く言う隼人を、
――バコーン!!
とっさに足元に落ちていたノートで思いっきり叩いた。
『いってぇ!!
お前なぁ……!!』
『何よ!!
あたしの家庭を脅しにかける
なんて、最低じゃない!!』
『はぁ?!
脅しじゃねぇ!!』
そう口喧嘩を始めるあたし達を…
『はいはい、そこまでー。』
真ん中に立って
静めようとしたのは……
『優……斗。』
悪魔その②。
橘優斗。
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