一話✨悪魔な双子✨

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  『……隼人、 そんなこと言ったら、 亜紀が怒るのも当たり前だろ?』     『……ふん。』     優斗に言われると、 隼人はすぐに黙るんだ。   ――いつも、優斗にだけは 逆らわない。     なんでかは…… 知らないけど。     優斗はこうやって、 あたしに助け船を出してくれる。     『本当にね!! あたしの家庭を脅しなんて――…』     『――いや、それは間違ってないけど?』     (……はぃ?)     『言う事聞いとかないと…… 亜紀の父を潰すことなんて――   容易いから。』     『そうそう!!』     そう言う優斗と隼人の顔は――     満面の笑顔。   ……悪魔のような。     『……前言撤回。』     (助け船どころか…… 悪化させたし!!)
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