一話✨悪魔な双子✨

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  『はぁ~……』     あたしは先が思い知らされて、 その場に座り込んだ。     『けど、種をまいたのは―― 亜紀だろ?』     そう言うのは隼人。     (確かに……その通りだけど。)     ――そう。 始まりは……一週間前だった。     あたしは立ち上がり、 くるっと振り返る。     『……ごめん。 今日は行けな――…』     後ろにいると思っていた 友達にそう言おうとしたけれど…     『随分前に行っちゃったけど?   じゃあ亜紀、はい。』     あたしの手に、 ドサッと荷物が置かれる。
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