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二人はふたたび帰り道を歩きはじめる。
「ねえ、ジュリってタツルくんのことが好きなんでしょ?」
アリサの言葉にジュリはできるだけ冷静を装う。けれど、顔が赤いのは夕日に染まったせいだけではないとはっきりわかる。
「うん。そうかも」
「かも? ふーん、気持ちは伝えないの?」
ジュリは戸惑うしかない。今まで何度もそうしようと思った。けれど、そんな勇気が出ないのは、なぜだろう。
「受験が終わったらね。今は受験勉強に集中しなきゃ」
取り繕うようにジュリはアリサに言うのが精いっぱいだった。
「ジュリがそれでいいのなら、私はもう何も言わないけど、早いほうがいいかもね。こればかりは」
強化ガラスの向こうで輝く夕日が、今日はやけにまぶしく思えた。

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