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食事中気付かなかったが外は大雨だった……
「雨強いね……タクシーとめようか?」
俺はタクシーをとめようとしたら
「ダメ」
彼女は俺の腕を掴んだ
「えっ??」
なんで俺を止めたかは分からなかったが彼女は下を向いて少し顔を赤らめていた……それはお酒のせいかは分からない……
「今日は……もっとてる君と話したい……」
このお嬢ちゃんは完全に酔ってるのかなぁ??
俺の心臓は一瞬にしてはち切れそうになっていた
「で…でも遅くなったら家族に心配かけちゃうよ??」
「親には今日は泊まるかもって言ってある……」
…………
本気で?
俺は心の中でかなり焦っていた……こういう時はどうすればいいのか??
とりあえず歩こう……タクシーはダメって直美が言ったから家には帰れない……
店を出た反対側の向こうの方にホテルが見えた……いや 普通のホテルだよ?
「じゃあ今日は……あそこに泊まろう」
直美は頷いた
俺しか傘を持っていなかったから彼女は俺に寄り添いながら歩いた……
直美が近い……しかも軽くもたれかかってる……
やっぱり酔っているな?? そうに違いない!!
俺と直美はホテルに入るとチェックインしようとした
「いらっしゃいませ 今日は後1部屋だけ空いていますが?」
1部屋しかない!?
俺は直美を見た……彼女は何も言わずにただ俺を見ている……
「その部屋でお願いします……」
俺と直美はその部屋に向かった
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