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俺たちは高速に乗り飛ばしていた
「やっぱいいね~気持ち良い~」
俺は窓を開けて外を眺めていた
晃もすごい楽しそうで終始ニヤニヤしていた
しばらくどうでもいいような会話とかこれから何を買うか晃が自慢していたりしたら急に晃が
「輝男はさぁ…もし明日死ぬかもしれないって分かったらどうする?」
俺は突然の質問にビクッとした
「急にどうしたんだ?? お前死ぬの?」
「死なねぇよ!! ただ気になっただけ」
まさに俺が今置かれている状況だから答えはすぐに出た
「やっぱり遺される人に迷惑をかけないように準備するかな? 後はやりたい事やるっていっても思いつかないなぁ~……」
「へぇ~やっぱそんなもんかぁ……」
俺と晃のこの質問についての会話はここで終わった
何か気持ちがモヤモヤする感じがしてしばらく気分が晴れなかった……
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