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俺は違う狭い部屋に居た 先程居た部屋の4分の1くらいの部屋に居た 俺は何が起きたか分からなかった 数秒前には俺は横に体を向けながら時計を見ていた 周りには人が歩いてたりした そして時計が鳴った後次の瞬間俺は違う部屋の同じように並べられているテーブルの席の一つに真正面を向いて座っている さっき歩いてた人の姿もなく皆同じように座っている まさに瞬間移動のような感覚だ すぐに周りの数人がざわめき始めた 俺は辺りを見回した 部屋の正面には壁に埋め込められた画面 時計は無くなり窓も扉もない ただあるのがさっきの部屋と同じように換気扇だけだ テーブルの上には『説明書』と書かれた紙が置いてある 俺はすぐに直美を探した 彼女は俺の斜め前に座っていた 彼女も俺を探していたのだろう 辺りを見回して俺と目が合った そして軽く微笑んで俺に小さく手を振りまた前を向いた すると突然画面の方から音が聞こえてきた…
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