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俺の名前は田中 輝男(タナカ テルオ) 19歳の大学1年生である 独り暮らしをして自由気ままな生活を送っている ちなみに心理学を勉強している 性格的には少し冷めた人間だ それが災いしてるのか大学生になってからは彼女はいない
何でこの状況になったか頭の中を整理してみよう
最後に覚えているのは大学の友達と飲んだ後に帰り道を一人歩いていて……
ダメだ!!そこから家に着くまでが思い出せない……相当飲んだのだろう……でも家に帰ってそのまま床についたのは覚えている……
でもこの部屋に繋がる要素は何一つない
俺は拉致されるような価値はないし、集団で重要な国家機密を手に国を相手にした覚えはないし、宇宙人のサンプルにされるような完璧な人間でもない……
何でここに居るんだ?俺は不思議と冷静でいる
そこで俺はごく一般的な発想に辿り着いた
これは夢だ!!
「あの、……これって夢ですよね?」
と、隣に座っている可愛らしいけどどこか大人びている女の人に聞いてみた
「?、うん 夢だよ♪」
と、少し考えてからにこやかに答えてくれた
俺の妙な緊張感は緩和された
「そっかぁ……ふぅ…」
と、溜め息をついてテーブルの上に目をやった
そこには一枚の白い用紙があった
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