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暗い闇の中を 私は流れのままに浮いて彷徨っている
今 何処をどう彷徨っているのかわからない
自分の体勢もわからない ただ闇と一つになっているような感覚
ふと 私の前に 一つの小さな青い光が現れた
そっと 両手で 受けとめてみる
よく 見ると 小さな青い地球だった
小さな青い地球から声が聞こえる
『たすけて いたい くるしい こわいよ』
小さな青い地球は 怯えていた
地球の中をそっと覗く
欲情に心を奪われた 人間達が地球を傷つけ 壊していく
小さな青い地球を 胸に抱きしめた
「大丈夫 私が守ってあげる」
小さな青い地球から 悲しみと喜びが
私の胸に伝わってくる
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