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本棚に追加冬夜の熱
温泉を出た陽太と誠志は、休憩室でまったりした後、温泉のレストランで晩ごはんを食べた。
昼のこともあり誠志は軽めの定食にしたが、陽太は昼の海鮮に続き、肉多めのガッツリ丼を平らげた。
「昼が海鮮なら夜は肉でしょ!」
「羨ましい胃袋だ…」
誠志は陽太の若さに感心する。
アパートに戻ると、冬の夜気が冷えるが、温泉の余韻で体はぽかぽかだ。
「ただいま〜!」
陽太が玄関を開け、靴を脱ぐ。
靴を脱いだタイミングで背後から誠志がぎゅっと腰を抱いた。
「えっ、ちょっ…んっう…」
振り返ると腕を掴まれ、深く強いキス。
一日に何度も甘く深い口づけを受け、陽太の体から力が抜ける。
「まだ玄関…」
「…もう我慢できない」
誠志の瞳が獣のようにギラつく。陽太は、普段穏やかな誠志が情熱に駆られると抑えが効かないと知っている。
「ちゃんとお布団に…行こ」
観念した陽太の慈愛に満ちた微笑みに、誠志は少し落ち着きを取り戻し、優しく抱きしめる。
荷物を玄関に置き、室内へ。
抱き合ったまま、温泉の熱を宿した体が重なる。陽太の首筋に誠志の唇が触れ、吐息が絡む。陽太の手が誠志の背をたどれば、愛おしさが溢れる。
何度重ねても尽きない想い。二人は溶けるような温もりで夜を満たす。
窓の外、冬の海が静かに波を寄せ、月光が二人をそっと包んだ。

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